新年(2017年)のご挨拶
同窓生の皆様、新年明けましておめでとうございます。
日頃より皆様方に於かれましては、弓削商船同窓会の発展に温かいご支援を頂き、心より厚く御礼を申し上げます。
2017年の幕開け早々トランプ政権が発足し、世界が、軍事的、及び、経済的にどのような方向に向かって行くのか、大変危惧されているところです。
さて、昨年は、5商船高専にとりましては大変厳しい状況に立たされた年でした。
皆様方も既にご承知かと思われますが、一昨年の10月に文科省から5校の商船学科定員を現行200名から120名に削減する案が浮上し、5校に取っては大変危機的な状況であるとの認識から、全日本船舶職員協会と5校同窓会長とが一体となって200名定員維持を陳情する為の「プロジェクト200」を立上げ、運動の趣旨を海事新聞に掲載すると共に、各方面、関係団体に賛同をお願いして参りました。
全船協はじめ関係各位の努力が功を奏し、昨年の2月に現行の商船学科200名体制を維持することで最終決着致しました。
ご尽力を頂きました皆様方には、この場をお借りし心より感謝を申し上げます。
先の挨拶で本校の設立者田坂初太郎氏は日本ペイントの初代社長であることを紹介させて頂きましたが、今年5月25,26,27日に今治市で開催されますバリシップに、日本ペイントが、弓削商船と同氏との関係をテーマとした田阪初太郎展を個別のブースを設け展示する予定にしております。
弓削商船の関係でこのようなブースを設けるのは初めてのことであり、本校を世間の皆様方にアピールできる大変良い機会であると考えております。
就きましては、小職も当ブースに詰める予定にしておりますが、是非ともお立ち寄り頂き、弓削商船の歴史に思いをはせて頂ければ幸いと思い、ご案内申し上げます。
諸先輩の方々が、大変ご苦労され日本の海運業界を支え、培ってこられた116年のこの素晴らしい伝統をしっかりと受け継ぎ、同窓生の皆さんと共に本校の発展に尽力して参りたいと願っておりますので、ご支援、ご協力を賜りますようお願い致しまして、簡単ですが、新年の挨拶に代えさせて頂きます。
平成29年1月16日
弓削商船高専 同窓会長
柏木 実